__「早くして!」
_______「遅れちゃうよ!」
_____「さっさと食べてーー!」
__「歯磨きしたの?」

遊んでないで、いいから服きなさーーーーい!💢
ちょっと前まで、朝からこんな私の怒号が飛び交っていた我が家。
朝って時間に余裕がない分、思うように動いてくれない子どもについついイラついてしまうんですよね💦 「もう少し、子どもが自ら動いてくれればな……。」このよう思いを抱えているママさんパパさんも多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、我が家で効果のあった『身支度カード』をご紹介。
このカードのおかげで私の朝のイライラは解消され、子どもも自主的に朝の身支度を終えられるようになりました。
効果から作り方、使い方まで詳しく解説していきますので、朝なかなか子どもが動いてくれないと悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな人におすすめ!
・朝時間のないワーママ
・急かしても子どもが動かなくて困っている
・親が指示を出さないと子どもが行動にうつさない
・子どもの自立心を育てたい
身支度カードって?
身支度カードとは、私が勝手にそう呼んでいるだけのただの手書きのカードです。
手作り感がありすぎて少々恥ずかしいのですが、
100均で買ったミニ画用紙に「あそごはん」「はみがき」「きがえ」などと “朝やるべきこと” をただ書いただけのカード。
「え〜?ショボっ!」と思った方、ショボいのは私の字とイラストのせいかもしれません。
効果は抜群なので、最後までお読みください!
実際、このカードを取り入れてから子どもが自ら朝の支度を始め、余裕を持って家を出ることができるようになりました。
身支度カードの効果
身支度カードの効果は2つ。
1つ目に、子どもが自ら考え自主的に朝の支度を進められるようになります。
2つ目に、子どもが自ら動くことで親の負担が減ります。合わせてイライラも解決されます。
身支度カードの作り方 & 使い方
身支度カードの使い方は、かんたん4ステップ!
しかし、上手く使いこなさなければただの紙となってしまいます。
次にルールや言葉がけのコツを詳しく書いていきますので、声かけ等参考にしてみてください。
ステップ①:事前に「朝やること」について会話をしておく
まず身支度カードを作っていくのですが《朝やるべきこと》は、事前に子どもとの会話で整理しておきましょう。
たとえば、「朝家を出る前に毎日やっていることって何だっけ?」というちょっとした会話でかまいません。
事前に会話しておくことで、後日使うことになる身支度カードを子どもがスムーズに受け入れてくれるようになります。
ステップ②:身支度カードを作る
《朝やること》がまとまったら、身支度カードを作ります。
私は自分で作ってしまいましたが、お子さんと一緒に作っても楽しいですね♪
カードを作るときのポイントは3つ。
カードの枚数はなるべく5枚以下に
身支度カードの内容は、家庭ごとに設定していただいてOKなのですが、枚数だけ多くなりすぎないように注意してください。
私が試した肌感だと「5枚までが限界」という印象。6枚以上となると、カードの多さにやる気がそぐわれている様子でした。
・かおを洗う ・朝ごはん ・きがえ ・かみの毛を結ぶ ・くつ下 ・トイレ ・熱をはかる ・くすりをのむ ・ドリル1ページ ・プリント1枚 ・にもつの準備 ・すいとう ・ハンカチとティッシュ
幼児はイラストつきで♪
文字がまだ読めない幼児は、イラストを必ず描いてあげましょう!
パッとみて分かりやすいですし、さりげなくひらがなも描いておけばひらがなを読む練習も自然とできちゃいます。
我が家は、小学生の長男のカードは「漢字」も使い、年少の次男は「イラスト × ひらがな」で作成し、年齢に合わせてカードの作り分けをしました。
カードのサイズ感は大きすぎず小さすぎず
身支度カードは毎日使うものなので、素材はなるべく耐久性のある紙を採用してください。
サイズは大きすぎず小さすぎず、B6(125mm×175mm)くらいがおすすめです。
我が家が使っているのは、ダイソーで購入したこちらの画用紙です↓
子どもが手に取りやすい大きさで何かとちょうど良いんです。
ステップ③:身支度カードをわたして「終わったものからママにカードを渡してね」と伝える。
カードが完成したら、いざ実践!
朝起きてきた子どもに、カードをわたし「終わったものからママにカードを渡してね」と伝えます。

このとき、順番は親が決めずに子ども自身に決めさせることが大切!
親が口出しすると子どもは一気にやる気を失います。
「自分でやりたい順番でいいよ〜」と子どもに選択権をゆだね、親はただ見まもります。
ステップ④:全てのカードをクリアしたら「好きなことしていいよ時間」が発動!
この身支度カードの醍醐味は、全部のカードをクリアした後に「ごほうび」があること。
カードをわたす際はからなず、全部クリアしたらごほうびがあることを伝えます。
そうするだけで、子どもに一気にやる気が宿ります!
我が家のごほうびは「好きなことしていいよ時間」←ゲームもYouTubeもOK!
もちろん家を出る時間までとなりますが「早くカードをクリアすれば、やりたいこともたくさんできるね」と言葉掛けをすることで「早くカードをクリアする=自分にとってメリットがある」ことをさりげなく擦り込みます。

5年通っている幼児教室で学びましたが、ごほうびは短期的であればあるほど効果があるとのこと。
そう遠くない未来に楽しいことをイメージができれば子どもは自ら動き出すのですね♪
ごほうびの設定はご家庭の方針で良いと思いますが、毎日のことですのであまり親御さんの負担にならない内容を設定するのがおすすめです。
・好きなおもちゃで遊ぶ ・テレビを見る ・YouTubeを見る ・チョコをひと粒 ・達成シールを1枚貼れる ・何でも好きなことしていい時間(←我が家はコレ)
子どもの行動が止まってしまうときの声がけ集
もちろん、身支度カードを使っていても上手くいく日もあれば、そうでない日もあります。
特に週末になってくると子どもも疲れているのかぼーっとすることも多く、イライラしていることもしばしば……。そのようなときは、なるべく「早く」という言葉を使わず次のような声がえで乗り越えています。
参考までにご紹介します。
身支度カードの思わぬ効果
実は身支度カードには、私の想定を超える効果もありました。
勝手に兄弟で競い合い、準備がますます早く
身支度カードを導入したのが、二人の子どもが「小1」と「年少」のとき。我が家は3歳差です。
それぞれ、カードを作ってわたしていたのですが、ある日から兄弟間で競争が始まりました。
弟にテレビを取られたくない兄。
なんとなくお兄ちゃんに負けたくない弟。
お互いに、我先に「ママにカードをわたすぞ!」という熱い気持ちで、私が促す必要もなくスピーディに準備をするようになったのです。
そんな姿を横目に私はラッキー♡♡♡

ふたりとも早すぎー!えらすぎー!
褒め文句が出る程の余裕っぷり。
しめしめと、誰に向けているか分からないドヤ顔がとまりませんでした。
我が家は男の子だからか、ゲーム感覚でできること、競争心をあおられることが、うまくハマったようです。
最終的には、カード無しでも身支度ができるように
身支度カードを導入した当初、カードを床に並べで何からやろうと悩む姿があったのですが(特に年少の次男)
1ヶ月も立たないうちに、カードを見なくとも二人とも身支度を終えられるようになったのです。
そうなれた、私の考察……↓
↓
やらなければいけないことは意外にも少なく、パパッとやってしまえば早く終わることが分かった。
↓
毎日やっているうちに、その子のルーティンが出来上がってきた。
↓
カードを見ずにできるようになった。
まとめ
私は幼児教室に5年通っていますが、そこで「子どもには”可視化”が効果的」と学びました。
それを実感したのが身支度カード。
いつも、「着替えてー」「歯みがいてー」「ごはん食べてー」とその都度声をかけて行動を促していましたが、それよりもやるべきことを目に見える形にすることで子どもは、今自分がやるべきことが整理できたようでした。
ちなみに、我が家は一度市販されているマグネット式の身支度ボードを購入したこともありますが、子どもはマグネットを移動することに楽しさを感じず、すぐに使わなくなってしまいました。
このように、ひとつやり方で解決しないのが子育ての難しいところ。
たまたま、今回私が考えた身支度カードは我が子には効果的でしたが、読んでくださった方のご家庭でも効果があれば嬉しいです。
みなさんの朝のイライラが少しでも減りますように……♡
Ruiko
コメント